診療案内
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ピロリ菌について
最近では、マスコミでも取り上げられることが多くなり、その存在が広く知られるようになってきました。
ピロリ菌は持続感染をすることで、慢性胃炎を引き起こし、一部の患者さまでは胃がんになることも報告されている菌です。
また、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因の一つとも考えられています。
このため、ピロリ菌感染が確認された場合、これらの病気を予防するため意欲的に除菌治療を行います。
当院では、院内にてピロリ菌感染の有無を、当日確認できる検査機器を導入しています。
ピロリ菌について相談のある方は、気兼ねなくご来院ください。
※なお、ピロリ菌の検査については、1年以内の内視鏡検査で萎縮性胃炎(慢性胃炎)の診断がなされている方において保険適用が認められています。
過敏性腸症候群
日本人の約1~2割にみられるといわれる非常にポピュラーな病気です。
医学的には、こうした症状が「1年のうち12週間以上つづく場合」と決まっていますが、通勤や外出に差し障るようになれば、過敏性腸症候群の可能性が高いでしょう。
通勤途中、電車を降りてトイレに駆け込むことがよくあるとか、おなかの調子が心配で、外出する気になれないという人は、この病気を疑ってください。過敏性腸症候群は、「検査をしても異常がない」ことが特徴ですが、おもな原因はストレスです。ストレスによって自律神経が乱れ、腹痛や下痢、便秘の症状を引き起こすのですが、一度症状がでるようになると、「またおなかが痛くなったらどうしよう?」という不安がストレスとなり、新たな症状を引き起こしてしまいます。
胃炎
急性胃炎は、消化器の病気の中でもっとも多いもののひとつです。胃壁の粘膜に急性の炎症やただれが起こり、腹痛などが起こります。
慢性胃炎は、胃の粘膜に慢性の炎症が認められる場合をいい、一般的には慢性の胃の症状があっても、腫瘍やがんなど特別な病気のない胃の炎症を指します。この病気には固有の症状がないのが特徴で、ほとんどすべての人にあるといわれるほど多い病気です。原因は急性・慢性によってさまざまですが、年齢を重ねるにつれて見られる一種の加齢現象ともいわれています。
また不規則な食事や不摂生をしている人にもよく見られます。
肝炎
一般に肝炎ウイルスの感染によって生じ、急性の肝障害が起こる病気を急性肝炎といいます。発熱や黄疸その他の症状が急激に現れます。
急性肝炎を起こす肝炎ウイルスは、ウイルスが直接肝臓に毒素を放出して障害を起こすことにより、ウイルスに感染した肝細胞からウイルスを排除しようとして免疫機構が働き、ウイルスに感染した肝細胞まで一緒に破壊してしまうために起こります。A型、B型、C型、D型、E型の5種類存在しますが、D型はB型との共存を必要とします。B型、C型、D型は慢性化し、肝硬変を経て肝臓がんに至るので早期の治療が求められます。